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    プラネット物流・久留新社長「物流こそがアンカー役」

    2008年12月12日

     
     
     

     共同物流事業を進めるプラネット物流の新社長に就任した久留雅雄氏は35年の間、ライオン(藤重貞慶社長、東京都墨田区)の営業畑を歩んできた。「ライオンに入社以来、一貫して営業に携わり、ずっと『営業アンカー』の意識を持っていた。しかし物流の世界にきて、店頭もしくは消費者の手元に商品を届ける物流こそが『アンカー』役だと思い直した」と話す。


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    久留雅雄社長
     08年1月から6月までの半年間、ライオン製品の物流分野を担うライオン流通サービス(久保直一社長、東京都墨田区)に席を置き、物流事業の現場を見て歩いた。「大型車両の運転やフォークリフトなどを使った庫内業務の現場では、予想以上に多くの女性が活躍している。特に、正確性と持続性においては女性の多くが高い能力を発揮している。リーダー格として後進への指導面でも優秀な人材がいる」と、物流業界における今後の女性のパワーに期待する。
     創業から20年間、「物流における業界プラットフォームつくり」の理念で、荷主と倉庫・運送事業者両者の事業バランスをとる『調整役』という立場にもある同社。「参加メーカーの要望を聞き、最大公約数的なニーズを見つけ、メニュー化するのが役割。営業の立場や思いも経験上、よく理解できる。今は物流の現場に立ち、製品の流れを川上視点から、効率性を高める提案をしていきたい」と考えている。
     また、20年目の節目に際し、7拠点ある各流通センターのクリーニング作業(見直しと点検)を順次行うという。「流れを止めずに進めるが、庫内運営やシステムの再点検と修正などを実施していく。次の10年、20年への第一歩として常に見直しは大切。新規投資ではなく、今ある資産を使いこなすこと。適度な勢いを保ち、攻めと守りのバランスをうまくとることが重要」と語っている。
    (小澤裕記者)

     
     
     
     
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