-
物流ニュース
コロナ禍での運転時のストレス トラックドライバー190人が回答 47.4%が「ある」
2020年10月17日
トラックドライバー情報サイト「ブルル」と「JAPAN SMART DRIVER」は9月25日から30日まで、コロナ禍での運転時のストレスと出来事についてアンケート調査を実施。トラックドライバー190人が回答した。
「コロナ禍での運転時のストレス」は、47.4%が「ある」と回答。「自粛需要で物量が増える中、いわゆる『自粛警察』や『県外ナンバー狩り』などに嫌がらせをされた」という体験談が寄せられた。また、「運転に慣れていない乗用車やレンタカーのドライバーが多く、平時より走りづらさを感じた」といった声も。
ストレス解消法については、「全て水に流そう!と洗車に励む」、「きれいな景色を見て忘れる」など、ドライバーならではの方法が寄せられた。
「コロナ禍での出来事」では、「隣県へ輸送中にコンビニでトイレを済ませて車両に戻ると『早く帰れ!』と貼り紙されていた」、「納品先で暴言を吐かれたり、消毒のアルコールを手に大量に吹き付けられて真っ赤に腫れ上がった」など。
精神的・肉体的ダメージだけでなく、「小声で話す滑舌の悪い人がマスクでさらに聞き取りづらくなり、指示が聞こえなくて困った」といったケースも。
また、「県外ナンバーの乗用車が、わざわざ居住地域の住所を書いたプレートを貼っているのを見て心が痛んだ」とコロナ禍での異常事態を嘆く声も聞かれた。
一方、「外出自粛のおかげで道路が空いていて快適だった」、「倉庫で棚入れまでする必要があった介護施設への配達が玄関先渡しで済むようになった」、「検温時に荷受けの担当者と話すようになり、仲良くなった」などポジティブな声も少ないながら数件あった。
「お盆は道路も空いていたが、9月のシルバーウィークは渋滞が激しかった」と、少しずつ日常を取り戻しつつある現状に、複雑な様子が見受けられた。
関連記事
-
-
-
-
「物流ニュース」の 月別記事一覧
-
「物流ニュース」の新着記事
-
物流メルマガ