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物流ニュース
大和リース 倉庫に「ダイワスペースシリーズ」
2009年7月2日
「プレハブのイメージを一新」。倉庫や工場だけでなく、大型店舗としても活用される大和リース(大阪市中央区)のシステム建築「ダイワスペース」と「ダイワスペースⅡ」。低価格・工期の短縮などプレハブ工法の特徴を生かしつつ、システム的な設計を加えることで、お客の要望に幅広く応えている。「実際に実物を見ていただくと、プレハブというイメージが払拭される」と語る同社取締役兼規格建築事業部長の梅崎敏廣氏に話を聞いた。
説明する梅崎氏
プレハブといえば建設現場の仮設小屋などがイメージされるが、梅崎氏は「この商品は主に倉庫や工場向けとなるが、屋内の内装も可能なので店舗としてもご利用いただいている」という。
施工事例では、倉庫や工場だけでなく、ドラッグストアやディスカウントストア、食品スーパーなど大型の空間が必要とされる店舗に活用され、建物の信頼性を高めている。
もともと営業畑で活躍していたという梅崎氏は「15年前から『ロングスパンで中柱のない建物は出来ないのか』というお客様の声はあったが、耐久性などを考えると当時の技術では無理があった。しかし現在、その声に応えたのがダイワスペース」と説明する。
お客の声を反映し商品開発に着手、平成16年10月に同商品を販売。同20年10月にはダイワスペースⅡを提供している。ダイワスペースシリーズは、平屋専用タイプで小規模から大規模まで対応可能で、中柱のない広いスペースが特徴となる。
ダイワスペースの基本モジュール(設計上の基準となる単位)は、1800mm、梁下4945mmとなり、柱や胴縁、ブレースが一体となったフレームを採用することで、現場での胴緑を組む作業が不要となり工期の短縮を実現した。
その性能を引き継ぎ、さらにニーズに応えたのがダイワスペースII。基本モジュール3000mm、梁下5000mmと同7500mmの2タイプを設定。出幅3000mmの庇や軽量電動シャッターなどが標準装備され、オプションとして2.8tまでのホイストクレーンにも対応できる。
また、ヒット商品のダイワリードや準耐火建築物仕様のダイワステップ、耐火建築のダイワレジストなど多彩な商品をラインナップ。ビジネスプランに合わせ販売・リース、使用期間、規模などの用途に合わせた商品を提供している。
梅崎氏は、ダイワスペースについて「厳しい社会情勢ということで、低コストという要望が多く、そのニーズにマッチした商品。商業用と限られるので現在は商品全体の 6%から7%のウエートで推移しているが、需要は確かにあり、その割合を倍にできる商品と考えている」と自信を見せる。
また、「耐震性を備え低価格という面を戦略的に打ち出し、より地元地域に密着した営業を展開していきたい」と語る。
問い合わせは、電話06(6942)8068番。同社ホームページはhttp://www.daiwalease.co.jp
(山田克明記者)この記事へのコメント
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