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物流ニュース
福山通運と渋谷育英会 睡眠医学講座を設置
2021年3月11日
福山通運(小丸成洋社長=写真右、広島県福山市)と広島大学(越智光夫学長=同左、同県東広島市)は睡眠医学に関する覚書を締結し、今年4月に寄附講座「睡眠医学講座」を設置する。2月18日にJR広島駅前のホテルグランヴィア広島で両代表が出席し、調印式が執り行われた。
今回、睡眠医学の専門家の育成、プロドライバーの居眠り・漫然運転予防の安全管理基準の作成、また睡眠障害を伴うドライバーの乗務適性の評価方法の確立などを目的に覚書を締結した。
睡眠医学講座は、医学部の研究科内に設置。国内の睡眠医学の第一人者である愛知医科大学の塩見利明・名誉教授を招へいし、4月1日から3年間、研究を進める予定。福山通運は渋谷育英会と共に年間3000万円を寄附するほか、事故に関するデータの提供など包括的な協力を行う。
福山通運は「追突事故防止アンダー30作戦」の展開や、ドライバー採用時のSAS検査実施など、さまざまな取り組みを進めているが、完全な事故防止には至らない状況だという。小丸社長は「過去の事故事例を医学的な見地で調査し、本当の意味で事故防止ができれば。そして、研究の成果を広島から全国に発信したい」と今回の寄附講座の設置に期待を寄せる。
◎関連リンク→ 福山通運株式会社
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