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物流ニュース
JL連合会 迫会長 新システムに期待
2021年10月20日
日本ローカルネットワークシステム協同組合連合会(JL連合会、迫慎二会長)は独自の求荷求車のシステムにより全国約1600社の会員が連携し、運送事業を全国展開しているが、この求荷求車システムがリニューアルの時期を迎え、新システム「NEXT」が18日午前7時から運用を開始し、注目されている。
新システム「NEXT」について迫会長は「求荷求車システムの変更は定期的なイベントであり、次は5世代目。スマホ対応になったことも含め、開発提携会社を変更したことで今後、急激に変化するこの時代に対応していくシステムとして期待をしている」とした。
システムの機能に対して「将来的にはAI機能も検討すべきかと。AIは言わば『傾向と対策』。人工知能に膨大なデータを吸い上げさせて傾向を分析し、その対策を打つ。これが求荷・求車のマッチングにつながっていけば良いなと。ただ、AIが出すのはあくまで『平均点』なので、そこから個別の対応は人が行うことで差別化していくことも必要だろう。最近は様々な業種が物流事業に参入してきているが、大手企業が苦手とする細かい対応を我々中小企業が請け負うことで、大手の波に吞まれることなく生き残っていけるのではないか」と述べ、「我々JLには信義と商道に基づいた憲章があり、30年間、強い道徳心とヒューマニズムを大切にする気持ちを先輩方から受け継いできた。これがJLのベースであり人間力でもある。機械にとって代わられる時代だからこそ、道徳心をきちんと持っていないと機械に使われる人になってしまうが、道徳心を問える人はより良く正しく機械を使える人になるだろう」。
さらに「新システムにより、ドラスティックに何かをしていくことは現状では考えていない。まずはこの連合会をどう継承していくか。それにはやはり、もっと魅力ある組織にしていかねば。つまり基幹事業の求荷求車システムをより使いやすくしていくこと。世代が変われば〝常識〟も変わる。かつては非常識の一言で片づけていたことも新鮮な気持ちで受け止め、柔軟に対応できるようにしていきたい」と語る。
◎関連リンク→ 日本ローカルネットワークシステム協同組合連合会
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