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物流ニュース
スペース 村井美映社長 運送会社の架け橋に「業界に革命起こす」
2024年1月22日
「運送会社同士が手を取り合うための架け橋になりたい」。そう熱い思いを語るのは2021年10月、運送会社のマッチングサービスを展開するスペース(愛知県蒲郡市)を創業した村井美映社長だ。
外資系の企業に務めた後、出産を転機に運送会社へ就職し、総務やドライバーなど、幅広い業務に従事してきた。そんな中、2024年問題に対応すべく多額の費用をかけてM&Aを行う会社が存在することを知り、「2024年問題は何億とかけなければ解決しない問題なのか?」と疑問視。自分なりに思案し「自社でやろうと思うから多額になる。しかしA社とB社がマッチングして協力し、運送会社同士が助け合いをする世の中を作れば、何億もかからない」と考え、起業を決意した。
起業の仕方も知らないゼロからの状況でスタートし、苦労は尽きなかったがスタートアップ業界の人材の手助けもありステップアップしてきた。
その後ドライバーの労働環境改善も見込め、かつ多額の投資を必要としないマッチングサービス「ドラ基地」を開発。
これは多くの運送会社に支持され、また2021年にはサイエンス・クリエイトが主催する「東三河ビジネスプランコンテスト」で最優秀賞、2023年にはデル・テクノロジーズが主催する全国規模の「デル女性起業家ビジネスコンテスト2023」で優勝を果たした。
また小学1年生と年中の2児の母でもある村井社長は日々、家庭でも奮闘している。仕事との両立は大変であるがそれもやりがいだという。
村井社長は「運送業は荷物を運ぶという最高のサービス業。一方で業界ではドライバーの長時間労働が常識になっている。そういった業界の容態を改善していき、ドライバーが早く家族のもとへ帰れるような、そして運送会社に利益をもたらすような社会を作りたい」と語り、業界に革命を起こす姿勢だ。
◎関連リンク→ 株式会社スペース
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