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物流ニュース
山善 足利市の物流拠点でLMSとWMSの本格運用開始
2024年3月6日
山善(岸田貢司社長、大阪市西区)は1月10日、昨年9月から栃木県足利市の家庭機器事業部の物流拠点「ロジス足利」に導入していたLMS(統合物流管理システム)とWMS(倉庫管理システム)のテスト運用が終了し、本格運用を開始すると発表した。
同社ではLMS・WMSの導入により、事業部横断で物流資産をシェアする「物流CROSSING」や、物流DXを通じ、ロジスティクスの効率性やサービス力を高めている。今回、本格運用が開始されることで、同社の家庭機器事業部が個別運用してきた「ロジス足利」を全事業部横断でシェア運用することが可能となる。
今後は、複数の事業部の商品を保管、輸配送するなど物流機能の最適化を図る。ロジス足利においては、同じ関東圏にある物流拠点「ロジス関東」(群馬県伊勢崎市)からの得意先への配送の一部を担っていく。
同社によると、今回の導入により、適切な出荷計画の策定、運送便の最適なルートなどを決めることが可能になり、ロジス足利では輸配送費用を1立法mあたり約14%削減できたという。
さらに、LMSでの最適な梱包計算により、梱包個数を大幅に削減。梱包作業の工数や段ボールの使用数の削減につながった。今後は、より多くの得意先への荷物を混載し、積載効率の向上を目指す。
同社は今後3年以内に、全国の各物流拠点にLMS・WMSを導入予定で、「物流コストの削減とともに物流サービスの向上を図っていく」としている。
◎関連リンク→ 株式会社山善
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