-
物流ニュース
SGホールディングス 海上・航空貨物の取扱件数が減少
2024年5月1日
SGホールディングス(栗和田榮一会長、京都市南区)は4月30日、2024年3月期の連結決算を公表した。
それによると、売上は1兆3169億4000万円と前期比8.2%減、営業利益は892億400万円と同34.1%減、経常利益は908億5000万円と同34.1%減、当期純利益も582億7900万円で同53.9%減と、減収減益となった。セグメント別では、宅配を中心としたデリバリー事業が売上1兆285億円で前期比1.8%減、営業利益は815億円と同18.3%減を計上する一方、ロジスティクス事業では、売上2197億円と前期比30.2%減となり、営業利益は48億円の赤字を計上した。
同社では、デリバリー事業の減収について、実質賃金の減少の影響もあり、宅配便の取扱個数が弱含みで推移したことを理由として挙げた。取扱個数は減少したものの平均単価は648円と、前年より5円上がった。
一方、ロジスティクス事業については、物価上昇による金融引き締めなどを背景に、経済成長の鈍化懸念が継続、海上・航空貨物の取扱量が減少し、運賃も全体的に底這い状況が継続していることを挙げた。
特にロジスティクス事業においては、エクスポランカ社の想定以上の業績悪化が響いた。
2025年3月期の業績予想では、売上を1兆3800億円と前期比5%増とし、営業利益は960億円と、同8%増を見込む。
デリバリー事業では、平均単価を662円と前期比14円増、取扱個数を1000万個増とし、売上1兆620億円、営業利益820億円を見込む。
一方、ロジスティクス事業は、売上2460億円と前期比12%増、営業利益30億円の黒字を目指す。
◎関連リンク→ SGホールディングス株式会社
関連記事
-
-
-
-
「物流ニュース」の 月別記事一覧
-
「物流ニュース」の新着記事
-
物流メルマガ