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物流ニュース
陸災防 全国労働災害防止大会開催、パネルディスカッションも
2024年12月3日New!!
陸上貨物運送事業労働災害防止協会(陸災防、齋藤充会長)は10月28日、都内で「創立60周年記念第60回全国陸上貨物運送事業労働災害防止大会」を開催した。
齋藤会長は、「死傷災害については増加傾向から若干の減少がみられたが、交通労働災害の増加により死亡災害は110人となり、平成29年以来の高い水準となった」とし、「陸運業は積極的な取り組みが求められている」とあいさつ。
大会では、安全衛生や安全衛生標語優秀作品など各種表彰が行われ、優良フォークリフト等運転者表彰では、9月に行われた第39回フォークリフト運転競技大会において、一般の部で女性初の優勝を果たした日本通運岡山支店の佐藤修子氏が紹介された。佐藤氏は昨年の大会でも女性の部で優勝している。
シンポジウムでは、「陸運業における安全衛生活動の一層の向上を目指して」をテーマにパネルディスカッションが行われた。
東京海洋大学流通情報工学部門の黒川久幸教授、全ト協の赤上信弥副会長、運輸労連の成田幸隆中央執行委員長、厚労省労働基準局安全衛生部建設安全対策室の中野響室長らがパネリストとして、それぞれの立場からの労働災害防止について、ディスカッションを行った。
赤上副会長は地元秋田で、冬期に凍結による転倒が多発していることを指摘するとともに、働き手が高齢化するなか、「ドライバーの健康を守っていくには、食生活の改善が重要」として秋ト協で行っている「〝ドラ飯〟企画」を紹介した。
◎関連リンク→ 陸上貨物運送事業労働災害防止協会
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