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物流ニュース
ESR 1500億円規模の開発「ESR川西ディストリビューションセンター」着工
2025年6月20日
【兵庫】ESR(東京都港区)は、兵庫県川西市の物流施設プロジェクト「ESR川西ディストリビューションセンター(川西DC)」で、約1500億円を投資する最終フェーズ「川西DC3」の開発に着工した。
「川西DC」は、甲子園球場13個分の広さの総敷地面積50万5281平方mで、同社史上最大、日本国内でも最大級の物流施設プロジェクト。関西主要都市まで1時間以内と、広域配送からラストマイルまで強みを持ち、充実した高速道路網を背景に、関西圏だけでなく西日本エリアまでをカバーする。
今回、開発をスタートさせた「川西DC3」は、敷地面積21万1442平方m、延床面積43万3141平方mの地上9階建て。免震構造のダブルランプ式マルチテナント型物流施設で、2028年2月の竣工を予定している。

1階は両面バース、倉庫の梁下有効高は1階が6.5m、2~8階が5.5m、床荷重は1階が1平方㍍あたり2トン、2~8階が同1.5トン、柱ピッチは11m×11mを確保。同社では、「1フロアを最大6分割・最小区画1600坪とするなど、多様なニーズに応える汎用性の高い設計」としている。
「川西DC3」には、休憩ラウンジと24時間営業の「R:SHOP(アールショップ)」を完備。また、人材確保と女性のキャリア形成の一助になるとの考えから、産休明けの職場復帰や子育て世代の支援策として注力している無料の託児所「R:KIDS(アールキッズ)」も設置する。
ドライバー専用の休憩室やトイレも完備し、トラック待機場を確保するなど、ドライバーにも配慮している。
同社のスチュアート・ギブソンCEOは、「物流スペースに対する需要は、サプライチェーンの再構築と一定規模以上の大規模施設の不足などの影響で著しく高まっている。『川西DC』には、ESRが長年培ってきた物流施設開発のノウハウが凝縮されている」とコメントしている。
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