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物流ニュース
ヤマト運輸 「選ばれる宅急便」目指す、阿波新社長記者会見
2025年5月31日
ヤマト運輸は5月22日、4月に就任した新社長、阿波誠一氏の記者懇談会を開催した。
阿波社長は昭和45年10月生まれの54歳。法政大学社会学部卒業後、同社に入社。平成19年3月・高知主幹支店長を皮切りに、21年からヤマトホールディングスやヤマト運輸の経営戦略部署で役職につき、27年にはヤマト運輸の執行役員に就任。29年4月に同社・常務執行役員、30年ヤマトホールディングス常務執行役員、令和2年3月に同社・執行役員兼ヤマトシステム開発代表取締役社長、3年4月からヤマト運輸・常務執行役員を務め、6年10月同社・専務執行役員、7年4月に現職。
同社長は経歴説明に際し、「主管支店長は重要なポスト。1000~2000人の現場リーダーとしてのマネジメントが求められる。現場では常に試行錯誤しながら、地域のお客さまに選んでもらえる価値あるサービスを提供している」と説明し、「経営戦略部署ではセールスドライバー(SD)の働き方や生産性向上などを含めて考え、会社の戦略に着手した」と話す。

「驚いたのは、ヤマトシステム開発に行った時のこと。システムの専門業務なので、宅急便や物流のことは分からない。グループ会社では誰もが物流を理解していると思っていた。システムに使われる側であるSDの状態を思い、さらにその先にあるお客さまの笑顔をつなげて考えた時、モチベーションが一気にアップした」という。
「今、改めて事業成長のスピードを高めるために、宅急便事業とEコマースを含めたアカウントを持つ法人ビジネスを伸ばし、幹線ネットワーク事業を付加価値とする事業にしていくという3つを再定義し進めていく」と語った。
そして「何よりわれわれが今一番やるべきことは、もう一度お客さまに選んでもらえる宅急便になること」と述べた。
◎関連リンク→ ヤマト運輸株式会社
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