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物流ニュース
T2と三菱地所 7月から建物内走行の実証開始、自動運転トラックの試乗会実施
2025年8月30日
T2(熊部雅友社長、東京都千代田区)と三菱地所は8月21日に報道関係者を招き、城里テストセンター(茨城県茨城郡城里町)で自動運転トラックの試乗会を開催した。
テストコース約5kmを、ドライバーは時速70kmになると自動運転に切り替え走行し、全自動車線変更とデモ車のカットインを受けて減速・追従を行った。
両社は7月から、物流施設内で自動運転トラックを走らせる「建物内走行」の実証を開始している。自動運転トラックは自己位置を推定するために全球測位衛星システム(GNSS)を使用しているが、施設内では情報が受信ができないことが課題となっていた。そこで、LiDARというレーザー光の反射で対象物までの距離や形状を計測するセンサーや建物の3次元データを利用することで、建物内の自己位置の推定ができるか確かめるという。

三菱地所グループの東京流通センターで9月まで行われ、三菱地所の「次世代基幹物流施設」への自動運転トラックの有効性を確認する。
三菱地所では物流の結節点として基幹物流施設を構想し、全国主要都市圏へ展開する計画だ。現在、横浜市の旧上瀬谷通信施設地区、京都府城陽市の東部丘陵地青谷先行整備地区(A街区)、仙台市太白区の郡山北目地区の3か所で開発を行っており、稼働は2030年頃になる。
物流施設は高速道路ICから直接乗り入れ可能なランプウェイを整備し、バースまで自動運転で輸送を目指す。◎関連リンク→ 株式会社T2
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