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物流ニュース
三井倉庫ロジスティクス T2と混載輸送の共同実証
2025年9月30日
三井倉庫ロジスティクス(石川輝雄社長、東京都中央区)と自動運転トラックサービスを提供するT2(熊部雅友社長、同千代田区)は9月29日から、混載輸送の共同実証を開始した。
実証では、物流拠点に集まる複数荷主の貨物を在庫として保管せず、拠点内でそのまま仕分けて出荷する「クロスドック」の仕組みと、「自動運転トラック」を組み合わせた混載輸送を行う。
三井倉庫ロジスティクスの座間物流センター(神奈川県座間市)と彩都あかね物流センター(大阪府茨木市)の2拠点それぞれに集めた複数荷主の貨物を仕分けし、T2のレベル2自動運転トラックに混載して両拠点間を幹線輸送する。そのうえで2拠点内にクロスドックの機能を設け、自動運転トラックが神奈川から大阪に到着後、次の貨物をすぐに積み込んで出発できるようにすることで自動運転トラックの稼働率を高め、混載を可能とすることで積載率を向上できるか確認する。

混載する貨物は、パナソニック オペレーショナルエクセレンス、パナソニックAP空調・冷設機器の業務用冷凍・冷蔵庫をはじめ、ネイチャーラボのヘアケア・ボディケア商品、ダイキン工業の家庭用エアコン、ドトールコーヒーのコーヒー豆や店舗商品、エレコムのIT関連製品など多岐に及ぶ。
在庫保管機能のある彩都あかね物流センターでは、保管在庫も混載貨物として積み込み、積み合わせ貨物調整の容易性や物流拠点のオペレーションと自動運転トラックの発着スケジュールの連携を検証。また、スワップボディーを活用することで、一部の貨物については、1台の車両で複数の配送元を巡回する「ミルクラン方式」を採用し、自動運転区間と荷主拠点の発着地の間を一貫輸送できるかも確かめていく。
三井倉庫ロジスティクスは2023年から、レベル4自動運転トラックの商用利用を見据え、T2の実証実験に多数参加してきた。
クロスドックの仕組みと混載輸送を行うことで、自動運転トラックの稼働率と積載率を高め、さらなる効率化を目指す。
◎関連リンク→ 三井倉庫ロジスティクス株式会社
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