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物流ニュース
冨士倉庫運輸 荷主の「やりたい」叶える タイヤの保管と管理を実施
2025年12月18日New!!
冨士倉庫運輸(兼元邦浩社長、京都市伏見区)は「顧客が本当にやりたいサービス」に向き合い、自動車ディーラー系の荷主企業が望んでいた「タイヤを持ち帰らせない店舗」を実現させた。
同社が自動車ディーラー向けに実施しているのは、主にタイヤの保管と個体管理。タイヤは一般家庭が保管するには重く、場所を必要とするため、これまでも保管を引き受けたいと考えるディーラーは多かった。しかし、ニオイなどの問題からタイヤの保管を引き受ける倉庫は少なく、個体管理まで請け負える倉庫となるとその数はさらに減る。
そこで同社は、ディーラーの顧客がスタッドレスなどの季節限定タイヤを装着している間、オフシーズンのタイヤ保管を引き受けることに。それだけでなく、持ち主の情報などを記載した2次元バーコードをタイヤに貼り付け、個体管理も実現。顧客は使用しないタイヤを持ち帰り、家で保管する必要がなくなった。
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この「タイヤを持ち帰らせない店舗」の噂は口コミで広まり、ディーラーの責任者からも「当社がお客様に本当に提供したかったサービスはこれ」と評判だという。
兼元社長は、「京都府内のディーラーは一部を除き当社のサービスを利用している」と説明。10月時点で1万7904台分のタイヤを保管しているという。
「すべての関係者に『便利』で『助かる』仕組みを実現するべく商品のデジタル管理を考えている時に出合った商品管理システムが、タイヤを扱うお客様にベストマッチした」と話す同社長。現在、タイヤ保管・管理の物流サービスを関西圏中心に広げている。
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