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物流ニュース
陸災防全国大会 安全で健康な職場環境確保へ「改善は事業者の責務」
2025年12月11日New!!
第61回全国陸上貨物運送事業労働災害防止大会が11月13日、群馬県高崎市で開催された。全国の陸災防の会員が集う晴れの舞台で功績のあった個人・団体の表彰が行われた。
開催地を代表して、武井宏群馬県支部長が開会を宣言。「企業の宝は、そこで働く社員・従業員。労働者を事故から守る安全第一主義の延長線上に企業や業界の発展がある」と述べた。

続いて、主催者を代表して、齋藤充会長があいさつ。「安全はすべてに優先する。労働者の安全が確保されて初めて陸運業は成り立つ」と指摘。物流の中核として使命を果たし、人材を確保するうえでも、「安全で健康に働ける職場環境を確保し、改善をしていくことは事業者の責務」と強調した。
令和7年度の安全衛生表彰では、優良賞として群酒輸送(群馬県)、武澤運送(奈良県)、谷一陸運(徳島県)、柴田運送(高知県)、西野工業(熊本県)を表彰。団体賞では埼玉県支部吉川分会、神奈川県支部平塚分会、大阪府支部南大阪分会が表彰を受けた。また、進歩賞には27事業場、功労賞として8人、功績賞として31人が表彰された。
安全標語表彰最優秀賞には荷役部門「気をつけて! 荷台の高さも命取り 踏台・手すり・ヘルメット」(森腰由利子氏、ロジス・ワークス茨城事業所)、健康部門「熱中症 正しい知識と 正しい対処 即時の判断 命を守る」(吉田彩愛氏、陸災防群馬県支部)が選ばれた。
同日には、各種講演を実施。厚労省労働基準局の安井省侍郎安全衛生部長が安全衛生行政をテーマに講演。事例発表として、ボルテックスセイグン(武井宏社長、群馬県安中市)の宇佐美和宏エグゼクティブアドバイザー兼安全品質環境統括部長が「安全第一主義」の取り組みを発表した。
また、特別講演として、スバルの松浦宗徳ADAS開発部次長が登壇。同社の運転支援システム「アイサイト」の開発の舞台裏を語った。
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