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物流ニュース
スズケン 血友病治療薬の緊急物流を開始
2018年8月20日
スズケンは7月5日、人体用ワクチンなどを研究するKMバイオロジクス(熊本市北区)が製造・販売する血友病治療薬「バイクロット配合静注用」を対象とした、厳格な温度管理を要する保冷品の緊急物流スキームを開始したと発表。
スキームの主な対象となる後天性血友病は、突然発症する希少疾病で、命に関わる重篤な出血を起こすため、すみやかな止血治療が必要。
スズケングループとKMバイオロジクスは、同製剤をスズケングループの全国にある卸物流拠点で保管・管理し、24時間365日の対応が可能なメディカルコンタクトセンターを活用するなど、夜間・休日であっても要請のあった医療機関へ迅速に届けられる体制を共同構築した。
バイクロット配合静注用は、遮光・10度以下で凍結を避けて管理する必要があるため、卸物流拠点から医療機関までの輸配送には、独自のノウハウで温度逸脱を防止する保冷品配送用ボックスを活用。品質管理基準「GCP」に準拠した保冷品流通を実現している。
スキームは、同2日から北海道・関東地方・中部地方・近畿地方・九州の30都道府県でスタートし、段階的にほかの地域へ展開する。
◎関連リンク→ 株式会社スズケン
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