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物流ニュース
オオシマ自工 数分で礼拝室を創出「モバイルモスクカー」
2018年11月26日
【山口】移動式の販売店舗車や美容車の製造などで知られるオオシマ自工(秋元徹郎社長、柳井市)は、イスラム教徒(ムスリム)が日本でも礼拝の場所を確保できる「モバイルモスクカー」を完成させた。
来年から大規模なスポーツイベントが続き、世界中からムスリムが訪れるが、一日に5回礼拝する彼らの悩みは礼拝場所の確保。空港やホテルに礼拝室が設置される動きもあるが、まだ十分でないのが現状だろう。
そこで、ムスリムを移動式モスクでおもてなししようと、スポーツイベントの企画運営を行うYASU PROJECT(井上康治社長、東京都)が企画。移動販売車の豊富な制作実績があるオオシマ自工が制作することになった。
モスクカーは、油圧シリンダーで折り畳んだ床を水平にし、同時にボディーを拡幅。荷台は幅6㍍に広がり、50平方m、50人が一度に礼拝できる部屋が数分で作り出せる。自動格納式の階段や4機のエアコンも備え、快適さも追求。4本のアウトリガーで、一方に人が集まって荷重がかかっても車体の水平を保てる。
秋元社長によると試作車だそうだが、ムスリムが日本で快適に過ごすための空間として注目されそうだ。
◎関連リンク→ オオシマ自工株式会社
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