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    大王製紙 物流センター建設用地を取得

    2004年4月28日

     
     
     

    大王製紙はこのほど、首都圏内陸部に自社物流センターを建設するため、埼玉県行田市の長野工業団地内に建設用地を取得した。センターの完成予定は、平成17年6月。同社では、物流センターに塗工紙を主とした在庫を充実させるとともに、加工機の設置や夜間出荷体制の構築も計画。また、同社の主力工場である三島工場(愛媛県四国中央市)からの輸送については、天候による影響を受けないRORO船(三島工場から行田市まで24時間で輸送可能)を活用することで、工場から首都圏への安定・迅速な供給体制を確立する。
     首都圏は日本最大の紙のマーケットで、国内の50%以上を消費。特に埼玉県の塗工紙巻取品の使用量は全国の25%もある巨大市場となっている。また、オフセット輪転機を所有する印刷工場数は約80か所、輪転機の設置台数は全国の20%となっており、将来の新設・増設も埼玉県以北になるものと想定されているという。同社はこの市場に対応するため、印刷会社などの得意先からの様々なニーズに対し、よりスピーディーに対応できる物流体制を備えた自社物流センターを建設し、安定供給とサービス向上を図る。
     センター建設への投資額は11億円、敷地面積は、1万3012平方メートル、延床面積は約6800平方メートル、保管能力は約1万3000トン。

     
     
     
     
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