-
物流ニュース
住友商事 中国企業と業務提携
2007年6月20日
住友商事は、中国の遠成集団有限公司(遠成集団)と相互優先利用を目的として事業提携を結ぶことを決定。18日に上海で調印式を行い、協業包括契約書を正式に締結した。
住友商事は九90年代から中国での物流網構築を積極的に進めており、物流センターを中心とする住商グローバル・ロジスティクス網(天津、上海、深セン、広州、香港)、自動車の完成車輸送や部材調達物流を主業務とする自動車関連輸送、佐川急便と展開する宅配便事業の三本柱を展開。現在では16の拠点数を擁する。一方、遠成集団は広範囲の鉄道輸送サービスを運営。北京・上海・広州・成都・ハルピンを中心に全国300以上の拠点を活用した輸送を手がけている。
住友商事は博多—上海間を結ぶ高速輸送船「上海スーパーエクスプレス」の運航を03年より開始し、さらに「迅速通関」と呼ぶ定時性の高いクイック通関サービスも提供開始している。今回の協業により、日本からの海上輸送と中国国内モーダルシフトを一体化させた「高速・定時性・クリーン」に特長を持った複合一貫輸送を実現させる。日本式の管理手法を用いたきめ細かなサービスの提供と、遠成集団の広い輸送網を活用した輸送手配を目指す。
具体的には、07年6月より、デジカメなど比較的高価な小物の輸送業務から提携開始。また、住友商事の事業投資会社である住商グローバル・ロジスティクスと遠成集団の間で、相互に研修生派遣受け入れを行うなど人材育成面での協業体制も予定している。
◎関連リンク→住友商事 -
-
-
-
「物流ニュース」の 月別記事一覧
-
「物流ニュース」の新着記事
-
物流メルマガ