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    物流ウィークリー独占企画【トップ対談】石原慎太郎都知事×星野良三東ト協会長【第1回】

    2008年3月19日

     
     
     

     東京都の石原慎太郎知事と東京都トラック協会の星野良三会長(多摩運送株式会社)のトップ対談が実現した。
     「世界一青い東京の空の下で」をテーマに、環境問題に対する運送業界の取り組みや都の支援策などについて、それぞれの立場で語ってもらった。(全4回)


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    石原都知事(写真右)と星野東ト協会長(左)
    東京都がドライブレコーダー装着補助
    星野:まず、私からお礼を申し上げなければならないことは、ドライブレコーダー装着補助の件です。昨年、私ども東京都トラック協会の新年会に知事においでいただいた際、ドライブレコーダーを付けると燃費も良くなり、交通事故防止にも大いに役立つという話を致しましたところ、知事が「そういうものなら都としても何らかの支援を行いたい」と約束されました。
    その具体的な対応策が「東京都映像記録型エコドライブ支援機器導入支援事業」として昨年11月8日付でご決定いただきました。1社あたり装着購入費用の「2分の1以内で1台20万円まで」といった内容で都内車籍の事業用自動車すべてが対象ですが、東ト協の事業を側面からバックアップしていただく形となり、本当に感謝申し上げます。
    石原:いえいえ、感謝なんてとんでもない。それよりも、トラック業界の皆さんには大気汚染の問題(ディーゼル排ガス規制)で本当に身を削いでいただいてね、お陰様で都民は本当に喜んでいますし、言い出して良かったと思っています。皆さんのご協力がなかったらここまで来れませんでしたからね。ただ本当に首都圏の皆さんが協力されたのに、同じ志を日本人は持っていると思うのだけれど、国がダメでね。ほかでやろうとしないから。分からんですよ、僕そういうの。地方自治体がね、何か良い事やると国の役人というのは自分の面子があるからね。要するに「今さら」って感じがするんだろうけど、やっぱり公僕なんだから、良い事をどこかがやったら真似してやればいいんですよ。で会長、そのドライブレコーダーはそんなに効果がありますの?
    星野:はい。私どもの会社(多摩運送)をはじめ他社でも既に導入済みのところは現実に大きな効果が出ています。
    石原:ほう。
    星野:事故が半分以下に低減するようになってくるんですよ。
    石原:それは要するに「注意をする」ということですか?
    星野
    ええ。やはり人間にはいろいろと運転に癖がございまして、自分には分からないような癖もある。
    石原
    そうですね。
    星野:それがドライブレコーダーによって記録された映像で分かるものですから。
    石原:なるほど。
    「3年間で事故半減目指す」
    星野:知事はお約束を守っていただきましたが、その前段で私は「向こう3年間で事故を半減します」と大見得を切っちゃっているわけですよ。
    石原:ははあ。(笑)
    星野:それで3年間と言いますと「来年」「再来年」ということになります。東京都の補助が決まる前は、なかなか身動きが取れなかったものですから、これから急きょ推進いたします。大変申し訳ないことですが統計によると、06年度は私どもの事業用トラックで東京では30人の方が亡くなっている。
    石原:ドライバーの方が? それとも通行人とか?
    星野:いや、あの「ご迷惑を掛けた」ということです。
    石原:ああ、はい。
    星野:さらに4247人の方が負傷されているという事実。ですから私の公約でいきますと、この数値を半分にする、3年後に実現したい。それで努力しています。またそうしますと実際に燃費が一割は向上します。
    石原:それはどうしてですか? 良い事は何でもやれと僕は言ったけれどね。
    星野:(ドラレコを装着した)結果としてアクセルの変動を少なくする仕組みになるんです。
    石原:へええ。
    星野:ドライバー本人がそれを自覚するようになる。
    石原:なるほどね。
    星野:一応、私どもの営業ナンバー車両は9万台ございまして、合計すると年間で136万4000KLの軽油を使用しています。それを1割削減すると13万6000KL、ドラム缶にして68万本分の燃料削減になります。同時にCO2排出量も減少するため地球温暖化対策、環境汚染防止に大いに貢献するわけです。
    石原:そうした(車両への)アタッチメントというか、装置、機械は外国でも使っているのですか?
    星野:日本だけだと思います。
    石原:それはすごいことですね。
    星野:私もこの業界に入って50年になりますが、ずっと「安全」対策に取り組んできました。しかし、現実に効果的な安全対策というものは今までなかった。スピードをただ抑えるだけでもダメなんです。で、このドライブレコーダーが出てきて、これまでなかった効果が歴然と現われた。私は交通安全に対する「革命」だと思っています。
    石原:一度、そのデータを下さいよ。僕が外国にも見せてやりますから。
    星野:細かなデータがございますので後日お渡し致します。(つづく)

     
     
     
     
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