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    日立情報制御ソリューションズ 輸配送計画システムを拡充

    2008年5月13日

     
     
     

     10年以上にわたるノウハウをもとに、日立情報制御ソリューションズが輸配送計画支援システム「NEUPLANET(ニュープラネット)/SP」の拡充を行った。
     このほど、改正省エネ法に対応するなどバージョンアップを実施。より多くの物流事業者のニーズに応える製品に仕上げることで、さらなる普及を図るという。


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    左から齋藤氏、杉山氏、河村氏
     同製品は、受注情報を入力すると最適な配車計画を立案。結果はトラック1台ごとのガントチャートと、文字情報による一覧表示の形で示される。同社ソリューションビジネス本部の河村慶太郎主任技師は、「長年にわたるロジックの作り込みにより、目的に沿った最適解を割り出すことができる」と説明。
     複数のセンターで荷物を積み込む多角配送にも対応し、「現場の配送業務に沿った形でお使いいただける」と、同氏は自信を見せる。荷姿もさまざまなものに対応可能で、「食品や自動車部品の輸送、3PL事業者に多くお使いいただいている」(営業本部ソリューション第一営業部の齋藤勝美部長代理)。
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    結果をガントチャートなどで分かりやすく表示
     業種・業態を問わず、幅広い事業者への導入実績を持つ。運送事業者の日々の配車業務への活用はもちろん、荷主サイドの輸配送シミュレーションに使われるケースも多く、「拠点の統廃合を検討していた事業者に、最適な配送エリアを割り出すためにお使いいただいた」(河村氏)などの事例があるという。
     今回のバージョンアップは、「改正省エネ法への対応」を目的に、配送結果を基にしたCO2排出量の算定機能を追加。また、計画立案後の運行実績をエンジンに取り込み、再計画を行うことも可能になった。さらに、ドラッグ&ドロップでの編集機能を追加し、「ユーザーからの声をもとに、操作性の向上を図った」(同部の杉山卓也氏)という。
     価格は、システムが500万円で、専用端末やDBなどのハードウェアとカスタマイズ費用が別途必要。貸し出しやシミュレーションのサービスも用意しており、本格導入の前に「お試し」もできる。
     なお、同社はシリーズラインナップとして、大規模事業者向けの「NEUPLANET」も用意。「/SP」は、機能を絞り込み、PCでの簡便な操作・管理を実現した製品。このラインナップにより、「配車の規模や目的に応じて、中堅・中小から大手まで、どんな事業者にもソリューション提供できるのが強み」(齋藤氏)。これまでに同シリーズ全体で百五十サイトの導入実績を誇るという。
     また、同社は受注受付や倉庫管理、運行管理など、ロジスティクス分野全般にわたってソリューションを展開しており、「それぞれを連携させ、業務全体の改善を支援できる」と河村氏。
     同社URLは、http://www.hitachi-ics.co.jp/

     
     
     
     
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