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物流ニュース
NASVA インターネット適性診断システムの普及図る
2008年6月9日
自動車事故対策機構(金澤悟理事長、東京都千代田区、略称NASVA)は、同機構が開発したインターネット適性診断システム「ナスバネット」の体験会を5月30、31の両日に開催した。
NASVAは、営業車ドライバーに課せられる各種適性診断を、国交省から認定を受けて行っている。しかし、新入社員が多い時期の予約困難、休車できない繁忙期の受診の難しさなどの問題を解消するため、自社内で受診できる同システムの導入を進めている。
従来は、問診診断とボタン操作の簡易判断だけだったが、新システムではパソコンにハンドルやペダルなど所定の機器をつなげ、実際にハンドルを握り画面上にCGで映像化した路上を運転する模擬運転診断が受けられる。
これによりハンドルやアクセル、ブレーキ操作の癖や判断力から、「安全エコ運転度」「先急ぎ運転度」「予防安全運転度」「思いやり運転度」の性格面も含めた分析が可能となった。点滅した光を目で追って回答するなど、視覚機能診断も追加、ゲーム感覚で受診できる。
また、本人向けの診断書とは別に、安全管理者向けに受診者個別の指導要領書を作成するため、的確な助言指導に活用できるのも大きなポイント。
診断はネット回線でNASVA本部へ送られ、結果が返される。受診料は従来通りの1回2200円。初期投資の機器導入に約25万円必要だが、いつでも受診可能、ドライバーのスケジュール調整や休車、交通費負担もなくなるので、大手事業者や地域での導入は、大きなメリットがあるとしている。
詳しい問い合わせは、各地域の自動車事故対策機構支所または電話03(5276)4451番まで。
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