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    【ドラコンに勝つ秘訣】整備士歴20年のプロが指南

    2008年7月10日

     
     
     

     日常業務で蓄えたプロドライバーとしての力を試す「ドライバーコンテスト」の時期が今年も巡ってきた。「大手企業所属のドライバーが有利」の現実が毎年数字で表れるなか、整備士20年のプロが中小事業者所属ドライバーの指南役を買って出た。ドラコン必勝法はあるのか。ドライバーの日常点検はプロの目からはどのように見えるのか。


     「こうやっている間に補助者にキャビンを開けてもらうんです」。6月下旬の昼下がり。梅雨の蒸し暑さで噴出す汗を拭いながら、ドラコン兵庫県大会出場予定の選手は、講師の説明に聞き入っていた。
     兵ト協東部支部から出場予定者5人の講師役を務めたのは、近畿ふそう尼崎支店の仁藤智男整備工場長。大会本番の制限時間8分のなかで30項目以上の日常点検個所を効率的にみるための勘所を伝授した。
     後日の取材で仁藤さんは同支部の取り組みを次のように評価する。「皆さん、事前によく勉強してきていたので質問も多く出た。来年以降の出場予定者もたくさん来てもらった。みんなで練習することで自分の弱点も分かり有意義だと思う」。
     ドラコンで勝つための、もう一歩上のアドバイスについて仁藤さんは「補助者を有効に使う」「自分の点検スタイルを確立する」「分からないことは尋ねる」を挙げる。
     大会では、ランプ類の点灯などで選手を手助けする補助者が一人付いてくれる。後タイヤの点検中に「キャビンを開けておいてください」などと頼むことで時間の節約になる。「自分の点検スタイルの確立」も時間の節約につながることだ。もっともこれは、回数をこなして体で覚える手間ひまが必要になる。
     また、競技に使われる車と日常業務で乗る車ではスイッチ類の位置が当然違う。プロの仁藤さんでもレンタカーに乗ると給油口とボンネットのレバーを間違える。「分からないことは尋ねる」ことが重要だ。
     「大会の点検は特別なものではなく、日々の点検業務の延長線上にある」が仁藤さんの立場だ。大会でタイヤボルトのたたき方をプロの立場で見ると違いが分かるのだそうだ。「毎日やっている人か、にわか仕込みか。スムーズにこなす人でも、にわか仕込みの人はボルトの緩みを見逃すことが多い」。あるいは、「ウイング車の電動装置は日常点検には含まれないが、開かないと仕事には困る。自分の車特有の見るところを、しっかりと見て欲しい」と話す。
     大会とは別に、大型車の整備にはコミュニケーションが大切だとの指摘も。「3か月などの定期点検をやっていてもホースのゴムが劣化するなどは突発的に起こり完全に担保できない。いつ、どんな状況でどんな異常を感じたかは運転者が一番良く知っている。修理の金額も大きくなるので、運転者と社長の会話が大事。私達もお客さんとコミュニケーションを密にするよう努めている」。(西口訓生)

     
     
     
     
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