東日本宇佐美（尾台康雄社長）は６月１９日、県内の運送事業者向けに「物流セミナー」を開催した。主催者を代表してあいさつに立った同社神奈川販売支店の東孝洋支店長は、「単に燃料を提供する会社ではなく、数多くの付加価値をご提案できる会社、皆様にとって最高のビジネスパートナーとなるべく、皆様とともに成長して参りたい」と語った。

　セミナー開催にあたり、講師として、「ドライバー職のイメージアップを図り、大人も憧れる、なりたい職業にする」を目的に掲げる運輸安全総研トラバス（阪本浩毅代表理事）が全面的に協力した。また、クラウド型デジタコやドラレコを展開するトランス・アイ（立石直樹社長）とドライバー求人サイトドラＥＶＥＲ（加藤智江社長）が協賛した。

　第１部はトラバス理事であり、常磐法律事務所（横浜市港北区）所属の橋本信行弁護士が「未払い残業請求訴訟リスクと実例」をテーマに講演。実際の未払い残業代請求訴訟の事例を取り上げ、裁判で指摘された会社に不利なポイントや認定された事実を紹介。法律家の立場から対策をアドバイスした。

　第２部は同じくトラバス理事で社会保険労務士・行政書士事務所アストミライ（東京都中央区）の内藤晋一氏が登壇。「未払い残業代を解消するために絶対必要な３つの方法」と題して講演した。