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射界
2020年3月2日号 射界
2020年3月16日
「人類の歴史はウイルスとの戦い」とはよく言われる。「ウイルス」という言葉が使われたのは1728年にさかのぼり、現在、ウイルスとして耳にするのは、国内でも感染者が拡大している新型コロナウイルスやエイズウイルス、インフルエンザウイルス、ノロウイルスといったところだろうか。
▲ウイルスはそれ自体では増殖することができない。感染先の遺伝情報を利用して増殖する。2002年に流行した重症急性呼吸器症候群(SARS)は8069人が感染し775人が死亡。2003年に制圧宣言が出された。SARSも新型コロナウイルスによる病気だった。2014年には西アフリカ地域でエボラウイルスを原因とするエボラ出血熱が流行。
▲古くは国内では1940年代にポリオ(急性灰白髄炎)が流行。1960年には5560人が患者として届けられたが、現在ではほぼ根絶に向かっている。ポリオについては現在に至っても、特効薬や確実な治療方法が見つかっていない。根絶はワクチンの完成によるところが大きい。新型コロナウイルスについても早期のワクチン開発が期待される。
▲しかし、ワクチンの開発には時間がかかることやワクチンの量産についても多くのコストがかかり簡単ではない。ウイルスに対して正しい知識を持ち、不要な外出は避け、通勤時間をずらすことなどを会社をあげて検討してみる必要があるだろう。もちろん、うがい・手洗いやマスクなどの咳エチケットも欠かせない。国内の感染拡大を何としても食い止めたい。
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