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  • 射界

    2015年11月16日号 射界

    2015年11月19日

     
     
     

     ここに二人のモノマネ芸人がいる。一人は無難に多くのタレントをマネて多芸ぶりを披露する。もう一人は、それほど達者ではなく、特定のタレントに絞って表情や動きをマネる。やや誇張したところもあるが、それだけに特徴をうまくとらえて観客を沸かす。さて、二人のうち、どちらが観客のハートを射止めただろうか。


     ▲正解は後者だ。この二人のモノマネに、どこがどう違うのか。端的に言って「心に残るモノマネ」と「頭に残るモノマネ」の違いではないだろうか。どんなタレントのモノマネもこなす芸達者ぶりは頭に残るだろうが、インパクトがない。それに対して、部分特化の芸人は全体としては前者に負けるかも知れないが、誇張気味のモノマネに「そうだ。その通り」と観客は喜び拍手を送るだろう。

     ▲会議の席で、何か意見を求められた際、これに似た風景が時折り見られる。「キミはどう思うかネ」の問いかけに、最も無難な答えは「私もそう思います」と同調する答えだ。「これもよいが、あれも悪くありません」という曖昧な姿勢は頼りない。ちょっと首をひねって「無言」に至っては論外だ。意見を求められて上司の顔色を伺いながら、同調したり曖昧な態度を取るのは失格である。

     ▲問いかけに、いつでも自分の考えが言えるだけの識見を養っておくのは当然としても、持論に固執する余り、会議の雰囲気を壊してしまうのには一考を要する。だからと言って、会議の始まりから終わりまで、ほとんど無言で済ますのもいかがなものか。会議とは元来、多数の意見が出て論じ合い、その中で一つの結論を見いだすのが目的。一つでよい。「心に残る意見」を披露してほしい。

     
     
     
     
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