特殊車両通行許可申請などを得意とする佐久間翔一行政書士（佐久間行政書士事務所）はこのほど、「行政書士のための特殊車両通行許可申請の説明書」（税務経理協会）を出版した。佐久間氏は「タイトルに行政書士のための、とあるが、運行管理者の方も、この本を読めば簡単に特車申請ができる」という。

　特車申請制度の法律面からの解説で制度の全体像と概要を把握。オンライン申請画面上の操作方法や手順をポイントを絞って説明している。申請前のクライアントへのヒアリング要点や申請後の役所からの問い合わせへの対応の仕方などのテクニックも掲載している。佐久間氏は「特車申請の現状はまだまだ専門家が少ないという状況。だれもが申請のテクニックを身につけることで運送事業者のメリットは大きくなる」という。

　「限りなくマニュアルを簡略化しているので読みやすくなっている。必要なエッセンスだけを抽出している。うちの事務所ならではのテクニックも掲載しており、書面で提出しなければならないような車種もオンラインで申請できる方法などを掲載している」という。「この本を読んでいただければ、一週間でマスターできる。運行管理者の仕事をしながら特車申請もできる。内容は写真を多くしているので、それを見ながら順番にやっていただくと、そのまま申請できるようになっている。申請後も役所からの問い合わせなどに、どのように対応するかも掲載しているので、その通りに答えていただければ大丈夫」という。

　佐久間氏は年間の特車申請の取得件数が５０００件を超えており、申請業務だけでなく、迅速な許可取得に関するコンサルティングまで実施している。「全国の運送事業者の許可取得、事務作業などの軽減に貢献したい」と話している。

◎関連リンク→　佐久間行政書士事務所（特車申請センター）