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こんな会社に誰がした!第1回:自分の「鏡」持ってますか?
2010年8月5日
今回から、新しい連載「こんな会社に誰がした?組織を蝕む原因を刈り取る」です。
私が約15年あまり、中小運送会社の経営状況を診てきて分かった真理。それは、中小運送会社はすべて「社長」で決まるということです。
「何だか、この運送会社は経営がうまくいっているなぁ」と思えば、やはり社長は?やっぱり?と感じることが多く、逆に「何だか、この運送会社は経営がうまくいっていないなぁ」と思えば、残念ながら社長も?やっぱり?と感じることが多いのです。今回の連載記事の題名に「組織を蝕む原因を刈り取る」とありますが、結論から言いますと、最終的な原因は「社長」にあります。
そして、社長の原因は社長の経営姿勢や人材育成に関する考え方、安全管理に対する意識など多岐に分かれます。
社長の中に潜むさまざまな原因によって、「こんな会社=事故やトラブルが多い評判の悪い運送会社」になってしまうのです。ですから、重要なのは、「こんな会社」になってしまう原因を社長ができるだけ早く知ることです。
「知らぬが仏」ということわざがありますが、今はそんなおおらかな時代ではありません。「知らないでは済まされない」のが今の時代です。誰でも、知らないことは何もできないですし、そもそも改善しようとも思いません。
特に社長であれば自分の会社や社員に対して、「良かれ」と思っていろんなことを考えながら実行しているはずです。にもかかわらず、事故やクレームなどが後を絶たない。優秀なドライバーが辞めていってしまう。なぜでしょうか? それは社長が「良かれ」と思っていることが実は「良くない」からなのです。要するに当事者である社長には本当のことが見えていないだけなのです。
どんな素晴らしい能力がある人でも、何も使わずに自分の姿を見ることはできません。やはり?鏡?などを使用する必要があります。
実は経営者の?鏡?の役割を果たすことができるのが、私のような外部の人間(コンサルタント)です。理由は簡単、外部の人間なので、社内のしがらみがない分本当の姿が見えやすくなるからです。
次回からは、そんな私がコンサル現場で見てきた「組織を蝕む原因」について具体的な話をしていきたいと思います。
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