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    トレーラ滞留問題、見えない解決の糸口

    2010年11月23日

     
     
     

     本紙10月11日号に掲載した大阪・南港コスモスクエア住民から海コン事業者にクレームが発生した問題で8日、毎日放送のニュース番組「憤懣本舗」のコーナーで、住民、行政、海コン・ターミナル事業者の会議が放映され、同地区住民からのクレーム内容が紹介された。会議には大阪市港湾局や大阪府警住之江署からも関係者が出席。大ト協海コン部会の吉川公滋部会長と役員数人も参加して、住民からのクレームを聞いた。



     同問題は数年前から、同地区での海コントレーラの滞留で交通に支障が発生しているとして、テレビなどでも取り上げられていた。海コン部会でもコンテナの積み込み時間が長時間化していることから、数年前から大阪市港湾局をはじめ、コンテナターミナル会社や労働組合などを含めた積み込み時間の短縮を考える会議も開催。

     海コン部会は港湾局に対して、神戸港方式のストックヤードの導入などを求めるものの、港湾局は「用地確保が困難」「大阪市此花区の夢洲コンテナふ頭にコンテナターミナルが移行する」などの理由から対策は行われていなかった。

     これに加えてコスモスクエアなどの地区で、国際フェリーターミナル近くに高層マンションが建設され、住民らが海コントレーラの待機・滞留で次々に問題が発生する事態となった。

     会議に出席した海コン部会役員は「当初は住民の方も、同地道路で海コントレーラが休憩しているものと思っていたようで、海コン部会などにクレームを行えば問題は解決すると思われていた。しかし、海コン事業者だけにクレームを言っても改善されないことを理解し始めて今回のテレビ放映にまで発展した」と説明。「同地では海コントレーラドライバーと住民の間でトラブルも発生し、事業者団体も部会員の夜間走行や停車場所などを再三注意している。部会員以外についてはターミナル会社にも注意するよう要請しているが、業界だけでは解決できない」と話す。

     また、吉川部会長は「同会議では、港湾局も同地で住宅ならびにコンテナターミナルの併設は失策としており、物流拠点と住居が入り交ざった地域はほかにない。大阪・南港のように国際フェリーターミナルに隣接した所に住宅地を構えていくのは大きな問題で、このような問題に発展していくことは明らかだった」と語った。

     大阪市港湾局振興課担当者は「国際フェリーターミナルについては、予想以上の需要の高まりで混雑が発生したため今回の問題に発展した。ストックヤードについては、実質的に不可能で用地が確保できない」とし、さらに対策としては「国際フェリーターミナルのゲートオープンで昼の休憩なしで稼働してもらうとともに、待機専用レーン(20台分)を整備している」と説明した。

     しかし、昼のゲートオープンや待機レーンを設備しても現状では何ら解決しておらず、今後、さらに大きな問題に発展していきそうだ。(佐藤弘行)

     
     
     
     
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