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    ギャップを埋める経営戦略

    2011年4月22日

     
     
     

     前回は「まず自社の統一基準に基づいて評価したドライバーの品質レベルを具体的な数値で把握すること。その現状を踏まえて自社のドライバー成長戦略を描くこと」が重要という話をしました。今回は「自社のドライバーの成長戦略」のポイントについて話します。



     中小運送会社で自社のドライバーを数年かけて、どのようにするか、という計画を立てているところはほぼ皆無です。「だから、やらなくてもいい」と考えたとすれば、その他大勢の中小運送会社と同じレベルになり下がってしまいます。他社との差別化ができなければ、荷主から見れば、どこの運送会社も同じ。その結果、運賃が安い方を選ぶ、ということになります。

     この悪の連鎖を断つためには、やはり他社が取り組んでいないこと、?面倒くさくて取り組まないこと?に取り組むしかないのです。中小運送会社の大きな特徴は、ズバ抜けたドライバーがいる一方で、残念なドライバーがいることです。

     ズバ抜けたドライバーに当たった荷主さんからは、称賛の電話が入ります。ところが、残念なドライバーに当たった荷主さんからは、クレームの嵐になります。このギャップを埋めることが経営者の仕事ですが、この大事な仕事から目をそむけている経営者が何と多いことでしょう。

     「ドライバーに教育なんてしても、すぐに辞めるから仕方ないよ」とか「ドライバーに高望みしても、どうせできないよ」といった言い訳をする社長さんが多いのも事実です。そのことを私も百も承知で、この話をしているのです。

     それでも諦めずに粘り強く「計画」、もっといえば「経営戦略」を立て、実行していく。このような数少ない中小運送会社がこれからの厳しい時代にも、力強く生き残っていくことができるはずです。

     ある講演会で私は言いました。「中小運送会社の経営がうまくいかないのは、社長がダラシナイからだ」と。大変失礼な言い方だったと反省していますが本当のことです。私も中小・零細企業の経営者の一人として自戒を込めた発言なのです。

     「優良ドライバーと残念なドライバーとのギャップを埋めるための経営戦略を練り、実行していくこと」。2代目経営者がしなければならない大切なことです。

     
     
     
     
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