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トピックス
第46回:金融機関を怒鳴りつけ
2011年6月3日
親戚がつくった借金の連帯保証人になった社長が、ちょうどその時、自宅を妻の名義にしたことで金融機関と言い合いになった話です。
今から5年前に、保証人となった親戚が借金を払えなくなったことから始まりました。社長は連帯保証人として、毎月わずかですが借金の返済をしていくこととなりました。借金は損害遅延金という利息らしきものがたまり、支払額が5年前の2倍近くに膨らんでいます。金融機関は毎月支払う金額を増やしてほしいと連絡してきました。社長の会社は世界同時不況の波を受け、売り上げが落ち込み給料も減る一方で、保証した借金の返済を増やすことなどできません。社長は金融機関に返済額の増額は無理であると説明すると、このままでは損害遅延金がかさみ借金の返済が終わらないことや、自宅の名義を妻の名前に変更しているのは財産隠しになるので名義を元に戻してもらわないといけない、保証人に自宅という不動産があるから融資をした、というのです。
この言葉に社長は、「俺は逃げも隠れもせず、こうしてあなたと返済の話をしているではないか。払える金額の範囲内でなんとかしているではないか。自宅を妻名義にしたのは、いずれ名義変更するものをお金があるときにしただけで、それ以上の意味はない。保証人に自宅があるから融資したとはどういうことや」と、大声で怒鳴りつけました。それがよかったのでしょうか、金融機関もそれ以上、とやかく言うことはなく、毎月の支払い額については社長の会社の決算書を見せることで決着しました。
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