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    ドライバー育成を徹底 荷主から選ばれ続ける運送会社

    2011年11月7日

     
     
     

     経営が厳しい時代でも、荷主から選ばれ続ける運送会社がある。こうした事業者に共通して見られるのが「運賃競争で仕事を獲得する道」を捨て、独自のサービスで選ばれ続けるオンリーワンの道を、ドライバー教育で実現していることだ。



     平ボディー車で輸送を行っている神奈川県の事業者は、ブロックから機械類まで運んでいる。常に一定の仕事が確保できているのは、平ボディー車のニーズだけでなく、ドライバーの技術が大きい。社員教育の時間をきちんと作り、荷物の積み下ろしなどプロフェッショナルな仕事を教育している。平ボディーで機械などの積みつけ方を知らないドライバーも増えている時勢に、同社は荷主と強力な信頼関係を築いている。

     食品輸送をする神奈川県の事業者も最近、荷主から新たな受注が増えた。きっかけは品質の向上だ。自社車両と傭車の両方を使ってきたが、傭車先の品質がバラバラで、品質を求める荷主の仕事は自社車両に切り替えたという。傭車先には、あいさつから構内作業時の注意事項まで伝えているが、何度指導しても守られていない会社があった。それでは元請けである同社の信頼失墜につながる。

     品質やドライバー教育などの重要性を指摘する声は多いが、実際に教育に熱心な事業者と形式だけになっている事業者とでは差が広がっている。同社の場合は傭車先に品質を求めるよりも、自社車両を増やしながら教育を徹底してプロを育成する道を選んだ。

     大震災で荷主の物流も混乱する中、一切のトラブルもなく対応できた神奈川の事業者でも、教育に力を入れてきた。危機対応のあり方で、荷主からの信頼は高まった。同社は「荷主が当社に求めているのは何か。それは物流のプロとしての仕事だ」と強調する。

     運賃という発想自体をなくした会社もある。輸送サービスという商品を提供する立場をとっているのだ。物流も一つの商品として考え、消費者である荷主が何を求めているのかを的確に把握することもできる。プロの仕事を提供することは、完全な商品を提供することにほかならない。欠陥商品を市場に出せば淘汰されて当然という考えだ。(千葉由之)

     
     
     
     
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