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不二通商(西多摩郡瑞穂町)と関連会社3社が破産手続き開始決定を受ける
2011年11月17日
?不二通商(資本金1000万円、東京都西多摩郡瑞穂町駒形富士山527、登記面=調布市深大寺東町8─21─6、代表中園純隆氏、従業員80人)と関連会社の?ライナー(資本金970万円、同所、登記面=立川市一番町2─5─34、同代表)、?ワンツー商会(資本金1000万円、同、同代表)、?セイビ不二(資本金300万円、調布市深大寺東町8─21─6、同代表)の4社は、2日に東京地裁から破産手続き開始決定を受けていたことが判明した。破産管財人は市野澤要治弁護士。債権届け出期間は30日までで、財産状況報告集会期日は12年1月27日午後3時30分。
不二通商は、1978年1月に設立され、休眠していた法人をワンツー商会で梱包業を手がけていた現代表が84年2月に買収して再開し、大手運送業者の下請けとして宅配便の物流拠点間の輸送や定期便配送を行い、05年12月期の年売上高は約9億7300万円を計上していた。しかし、11年1月に国交省から事業停止7日間および輸送施設の使用停止286日間の行政処分を受けるなどの不祥事で、主力得意先との取引が解消となり資金繰りがひっ迫。近時は中小企業金融円滑化法に基づく借入金の返済猶予を行っていたが、大震災で業務に支障を来したことも追い打ちをかけ、関連会社3社とともに5月17日付で事業を停止していた。
負債は、不二通商が債権者約82人に対し約3億5565万円、ライナーが同約36人に対し約1億8481万円、ワンツー商会が同約19人に対し約1億7990万円、セイビ不二が同約13人に対し約2577万円、4社合計で約7億4613万円。
(東京商工リサーチ・帝国データバンク調べ)
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