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    荷主に喜ばれた自慢の仕事・サービス

    2012年3月22日

     
     
     

    競争が激しい運送業界。その中で生き残るために取り組んでいることとは。
    今回は「荷主に喜ばれた自慢の仕事・サービス」をテーマに各事業者に聞いた。



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    軽貨物事業をスタート

     新木商事(木下利雄社長、埼玉県北葛飾郡杉戸町)は一昨年7月に新サービスを始めた。それが、冷蔵・冷凍食品を対象とした軽貨物事業「アットマーク」だ。

     同社はもともと、一般貨物として冷蔵・冷凍食品を扱っているが、木下忠之常務によると、既存荷主に対するサービス拡張、新規開拓のツール、そして高齢者雇用環境の整備を目的に、アットマークを立ち上げたという。これまで、既存荷主から軽の仕事依頼もあったが、その都度、軽貨物業者を探さなければならず、面倒で、加えてコストの問題もあったという。そこで、自ら軽貨物事業をスタートさせたのだ。サービス開始から約1年半が経過したが、ネットワークは徐々に広がり、現在、関東圏で300台のネットワークを構築している。

     同常務は「軽貨物からトラック貨物まで一元して委託することで集車労力の軽減につながっている」とし、既存荷主からは好評を得ているという。
     今後、更なるネットワークの構築を進め、サービス強化を図っていきたいとしている。(高田直樹)

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    マナー教育を徹底

     歯科治療用の精密機器をはじめとした輸送を手掛ける小幡梱包運輸(小幡武志社長、東京都千代田区)では、輸送の際に設置や取り付け工事など一連の作業も請け負っている。ドライバー教育では技術面のみならず、マナー教育も徹底している。

     営業部長を務める小幡興志取締役は「病院や医院などに納めるため、言葉遣いや服装など、マナー教育には気をつけている。現場では医師や看護師と会話をする機会も多々あり、ドライバーがTPOにあった対応が出来るようになるには時間が掛かる」という。しかし運賃水準はなかなか引き上げられず、「ベテランになっても思うように給料を上げてあげられないのが申し訳ない。荷主に品質を認めていただき、運賃交渉するのが管理側の務め。今までもチャレンジしてきたが今年こそ実現したい。ドライバーの生活と地位の向上のために一歩でも必ず達成したい」と語る。(小澤 裕)

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    当たり前の行動がもっとも喜ばれる

     事業者のドライバー教育とサービスへの取り組みを荷主企業は評価しているという。

     食品を輸送する豊隆運輸(大阪府泉南市)では荷主からドライバーの評価を高く受けており、これによって荷主拡大など、ここ数年で大きく事業を拡大している。実際、ドライバー教育ならびに荷主へのサービスは、どのようなことなのか聞いてみた。

     豊永隆生社長は「当たり前のことだが、ドライバーが荷主企業を訪問した時は、あいさつはもちろん、会話での受け答えを丁寧に愛情を持って取り組む。これが大きなサービス。また、荷主からのちょっとしたお願い事をはじめ、ニーズにただちに対応できることが荷主にとって大変うれしいことのようで、ドライバーの指名も多い」と話す。同社ではミーティングを定期的に開き、ドライバーに対して態度、服装、言葉づかい、あいさつの徹底を図っている。同社長は「最近は当たり前のことが出来ていないことが多く、結果、態度の悪さや業務内容の乱れから荷主に多大な迷惑を掛けてしまう。当たり前のことを行うことが最も喜ばれるサービス」と語った。

     初心に帰ることで事業も大きく拡大して行くのかもしれない。(佐藤弘行)

     
     
     
     
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