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    盗難重機発見したいが… データ開示しない警察

    2012年4月16日

     
     
     

    yunbo_0416.jpg 兵庫県丹波市内の物流事業者が、市内にある同社用地から盗み出された重機(ユンボ)を積んで通過した車両のETCデータを巡り、盗難捜査に当たった警察に不信感を募らせている。盗まれたものを警察の力によって回復するのは難しいと判断した同社が、ETCデータを基に自らユンボを探し出したい旨を申し出たが、盗難から1か月以上たった時点でもデータが開示されないからだ。盗難車両や重機はそのまま海外へ運び出されることも多く、「盗難車両の発見は時間との戦いなのに」(同社)との焦りがある。日ごろ、ETCデータで管理される側の物流事業者が、同じデータを使った権利回復行為が認められないことからくる不満ともいえる。



     同社は緑ナンバーのダンプ事業者で、盗まれたのは土砂積み込みに使うユンボ。同社によると、ユンボなどの重機は古い型式のものだと、エンジンキーは型式ごとに異なるだけで、盗難被害に遭いやすいという。

     同社や地元の丹波警察署によると、盗難事件が起きたのは今年3月3日の午後6時頃。同社の社員はすでにおらず、ヤード付近の住民から同社が後日聞き取りしたことで、盗難日時が判明したという。丹波警察署に被害届を出したのは同5日になってからだった。

     盗難事件の日時が聞き取りで判明したころになって、同署が同社に示したのは、事件現場から最寄りの高速道・舞鶴若狭道春日ICで撮影された、ETCレーンを通過する1台のトラックだった。三菱ふそうが平成13年から19年にかけて製造した「スーパーグレートセルフ」。このトラックの台車に、盗難に遭ったユンボが写っていた。ユンボのアーム部分には同社の名前が鮮明に写し出されていた。撮影時刻は3日の午後6時49分だった。

     この写真を巡り同社は同署に、トラックが高速道から下りた出口に関する情報を開示するよう求めた。同社は、「以前にも所有トラックが盗難に遭ったが、結局探し出したのは自らの力だった」と、今回のユンボも自力で探し出すため、トラックの高速道下り口の情報が必要だったという。しかし、同署は「捜査中」を理由に出口情報の開示をしなかったという。盗難事件から1か月以上経つ4月4日現在、開示されていない。

     同社は、「ETC写真はこちらが情報開示を求めたものではないのに警察から示された。なのに、本当にこちらが欲しい情報が示されないのはなぜなのか、理解に苦しむ」と、同署の情報開示の在り方を批判している。

     同署は4日、副署長を通じて本紙の取材に対し、「出口情報は提供するつもりだが、まだ道路公団に照会している最中。東、中、西日本の三つの道路会社の11支店に照会しており時間がかかっている。遅延行為とは思っていない」と話す。(西口訓生)

     
     
     
     
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