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    新トラック運送経営のヒント(27)「真実のヒヤリハット」を

    2012年7月12日

     
     
     

     ヒヤリハット活動を行う運送会社も増えてきました。しかし、この活動は「言うは易し、行うは難し」で、継続できなくなることが多いです。継続できなくなる原因の一つは、提出されたヒヤリハットを社長や管理者が批判してしまうからなのです。
     



     「お前は、こんな危ない運転をしているのか!」と、仲間がさらし台に立たされるのを見て、「ヒヤリハットなんか出すものか」と心に固く誓うドライバーもいるはずです。このような企業風土では?真実のヒヤリハット?が出てこなくなります。

     特に、相手方が悪いケースのヒヤリハットが多くなり、ドライバー自身の不注意によるヒヤリハットが少なくなってきたら要注意! 極端な場合、「ヒヤリハットをするような運転はしていないのでヒヤリハットはない」という始末です。

     ヒヤリハットが全くない、なんてことは絶対にないはずです。なぜ、こんなことになったのか? それは、ヒヤリハット活動の本当の意味を社長や管理者が理解していないからです。

     通常、人が物事を覚える場合、例えば、自転車を乗れるようになるまで、赤ちゃんが歩けるようになるまでには多くの失敗(転倒やケガなど)をします。プロ野球の監督でも、ココ一番の時に、あえて代打に新人を起用することがあります。成長させるために失敗も必要なことを知っているからです。

     ところが、このやり方が通用しないケースがあります。お医者さんの場合、命に関わるような大きな手術を、いきなり新人の医者に「失敗しても言いから、思い切ってやってこい!」と命令したら非常に怖いですよね。運送業もしかり。大型免許取り立てのドライバーに、「事故をしてもいいから、思い切って運転してこい!」とは間違っても指示できません。事故防止のための安全教育指導が不可欠です。致命的な失敗(死亡事故などの重大事故)をさせないために必要な安全教育指導、それが「ヒヤリハット活動」なのです。

     「なぜヒヤリハット活動をしなければならないのか」。この点をドライバーによく理解してもらう努力を続ける。提出されたヒヤリハットについて批判せず、「正直に書かれたヒヤリハットは事故防止に非常に大切だ」ということを社長自らが真剣にドライバーに語りかけることこそ大切なのです。ヒヤリハットを見れば、運送会社の安全レベルが透けて見えます。あなたの会社では、どんなヒヤリハットが提出されるでしょうか?

     
     
     
     
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