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    荷主に輸送方法提案 フェリー利用で時短に

    2013年11月6日

     
     
     

     大阪府泉大津市の運送事業者A社は、大手荷主企業の物流子会社を通じて部品調達の輸送を行っている。荷主は環境対策からモーダルシフトを利用し、関東から九州への部品輸送では鉄道を利用している。しかし、旅客ダイヤの関係から昼夜に渡って輸送はできず、関東から九州までの輸送に約3日間を有する状態だ。この結果、急ぐ部品についても鉄道で計画的に輸送されるために到着が遅れ、製品の完成も遅れる可能性があることから、荷主はかねて何度も会議を開いていたが、思うような結果は出なかった。しかし、A社が昨年、荷主ならびに物流子会社と協力会社での会議の場で発した何気ない提案が、1年を経過して現実のものとなった。



     今年春に突然、A社は荷主の幹部から呼び出しを受けた。「道中では、何か不手際があったのかと気が気でなかった。不安な状態のまま関東の荷主企業まで行ったことを覚えている」と振り返る。

     荷主からはたわいもない話のあと、昨年の協力会議でA社が提案した輸送に対して、本当に行えるのかどうかの確認を求められた。A社は現在、フェリーを利用した輸送を行っており、大阪から九州まで毎日、大型トレーラでの輸送を展開している。同社の昨年の提案とは、「鉄道で関東から九州まで3日かかる輸送を2日で行える。関東から大阪までは陸送で、その後、大阪から九州までフェリーで輸送を行う」というものだった。関東から大阪まではトレーラで輸送して、シャシーをA社で切り離し、そこから夕方の九州行きのフェリーによる有人航送で、翌日朝9時までに荷主の九州の工場まで届ける。

     同社ではすでに10月1日から同輸送を開始し、現在も問題なく輸送が行われている。また、関東から大阪までは実入りのシャシー、大阪から関東へは空のシャシーで輸送するため、高速料金や燃費向上のために車輪がリフトアップするシャシーを使用。行きはトレーラ高速料金、帰りは大型トラックの高速料金でコストもできる限り抑えている。

     やはり鉄道と比較して若干輸送コストは増加したが、荷主からは時間短縮に対して高く評価され、順調にこのまま輸送ができれば、今後も増加していく可能性がある。同社としては同輸送を無事故で輸送できるように取り組んでいくようだ。

     
     
     
     
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