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熱中症対策は万全に 荷待ち時間中に死亡者も
2016年7月22日
7月に入り、気温が35度以上の「猛暑日」は12日までで9日間を記録した。厚労省によると「報告された熱中症入院患者数」は7月1日から11日までの間、9日を除く連日報告されており、その数は既に91人。アイドリングストップを求められることが多くなったトラックドライバーの健康管理はどうなっているのか。熱中症対策について調べてみた。
神奈川県のトラックドライバーが、過去に納品先で熱中症にかかり死亡した。手待ち・順番待ち時のエンジン音に近隣住民から苦情があり、アイドリングストップが課されていたという。事故後、この納品先ではアイドリングストップが必要な場合、納品先の休憩室の使用が可能となり、現在では住宅に面した場所ではアイドリングストップしてドライバーは休憩室へ、苦情の心配のない場所ではアイドリングOKになった。これは荷主側の協力あっての対策だが、すべての取引先で協力が期待できるわけではない。
しかし、荷待ち場所を日陰にしてくれるよう荷主に交渉するなどの努力をしているという経営者の声も多くはないが、ある。ただ、涼しい場所に居ても水分補給などの自己管理が出来ていなければ熱中症にかかるリスクは回避できない。ドライバーに対する正しい知識の周知・教育も、欠かせない重要な項目となる。
(詳しい内容は、物流ウィークリー7月25日号に掲載しております)関連記事
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