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    中型・大型免許の取得者が激減、ドライバー確保の体制確立が急務

    2008年10月22日

     
     
     

     昨年6月に免許制度が改正・施行されたが、その後、中型免許と大型免許の取得者が増えていない現状が明らかになった。埼玉県では大型免許の取得者が、これまでの3分の1程度にまで落ち込んでいる。
     県内で今年1─8月の中型免許取得者は635人。免許制度改正から2年が経過していないため、新免許制度での新たな中型免許取得者はまだ出ておらず、ほとんどが限定解除のケース。限定解除数は教習所で559人、免許センターで20人。


     欠格期間が終了した免許取得者が、新たに中型免許を取得したのは56人で、教習所で43人、免許センターで13人が取得。
     大型免許取得者は、同期間で1392人にとどまった(教習所で1273人、免許センターで119人)。同期間における過去3年間の大型免許取得数は、平成17年は3812人(教習所2763人、免許センター1049人)、同18年は3794人(教習所2869人、免許センター925人)、同19年度は免許制度改正に伴う駆け込み需要があったため、4307人(教習所3585人、免許センター722人)と増えた。
     過去と比べ、今年の大型免許取得者数はおよそ3分の1で、免許センターでの一発取得の比率も大幅に下がっている。埼ト協の横塚正秋会長は「中型免許を新たに取得してもらわないと、5年後、10年後にトラックに乗る人がいなくなってしまう」と危機感を募らせる。
     また、「全国で自動車教習所は1300程度あるが、大型の教習を行う所は400もないという。我々は車両1台あたりの生産性を高めるとともに、依存心を捨てて、自分らでドライバーを確保していく体制が必要」と話す。(玉島雅基)

     
     
     
     
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