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物流ニュース
中堅・老舗会社の倒産…不安隠せぬ長距離事業者
2008年11月18日
中堅・老舗の運送会社の倒産が相次ぎ、長距離輸送を行う運送会社は不安を隠せない。
大阪府堺市の運送会社は地方の運送会社と荷物のやり取りも多く、「突然の倒産が発生するため、今まで通りの取引ができない」と話す。同社は大型トラックやトレーラで、雑貨をはじめ鋼材に至るまで輸送を手がけている。
同社社長は、「今月初めにも中堅の運送会社が約40億円の負債を抱えて倒産している。同社も地方の取引が約100社に及ぶことから、もし取引先が倒産すれば影響も大きい。最近は帰り荷の確保と斡旋も気をつけるようにしている」と話す。
また、関東地域との取扱専業の事業者は、「信用内容から荷物の斡旋を拒む運送会社も増えて、トラックの確保が思うようにいかない」という。同社は大阪から関東に向けた荷物を専門に取扱業を行っており、運送会社からの求荷がなければ事業も成り立たない。「運送会社の不安定な状況が続けば、取扱業を行う運送会社には厳しくなる」と語る。(佐藤弘行) -
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