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物流ニュース
サンワNETS ロシアにコンサル会社を設立
2008年12月4日
サンワNETS(水谷欣志社長、袋井市)はこのほど、県内企業と合弁でコンサルティング会社「ロシア・ビジネスサポート(RBS)」を設立。さらにRBSの100%出資の子会社として、ロシア・モスクワ市内に現地法人「サンワNETSロシア」を設立した。
2社はロシアに販路を拡大したい日本企業、逆に日本への進出を目指すロシア企業の架け橋となるコンサルティングを手掛け、貿易、不動産業務なども行う。すでに現地に日本人駐在員2人を派遣、ロシア人スタッフも2人が勤務している。
RBSは資本金2000万円で、出資比率はサンワNETSが60%、貿易会社のホッティ(杉浦大祐社長、浜松市南区)が40%。社長は水谷氏が兼務し、本社はサンワNETS内に置く。
一方、サンワNETSロシアは資本金400万ルーブル(日本円換算で約1300万円)で杉浦氏が社長に就く。モスクワシティ第4区の中心部に事務所を構えた。ロシアの大手ゼネコンMCGと業務提携し、不動産業なども行う。
ロシアは資源価格の高騰で急激な経済成長を遂げたが、ロシアに進出している日本企業は一部大手だけで、中小企業が進出したケースはまだないという。新会社はロシア進出に踏み出せない県内の中小企業を主なターゲットに取引先の紹介、現地法人設立支援などのコンサル業務全般を展開する。サンワNETSが持つノウハウを生かし輸出入、通関をはじめとする物流業務も支援する。
水谷氏はロシアの市場について「親日感情が強く、消費意欲も依然として高い。魅力的な市場で将来性も高い」と話している。(中道幸男) -
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