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    不景気のいまこそ求人を…優秀な人材が集まる時期

    2009年2月19日

     
     
     

     世界的な景気悪化の影響を受けているトラック運送業界。昨年半ばまではトラックドライバー枠として数ページを占めることも多かった求人誌でも、その掲載数は極端に減少している。しかし、こうした時期だからこそ積極的に人材を募集している企業もある。


     愛知県小牧市で主に地場輸送を展開する信光陸運は現在、無料求人誌などでドライバー募集を行っている。神田栄作社長は、「2か月連続して赤字を出したことがない当社だったが、昨年は燃料価格高騰の影響で6月から4か月連続で赤字だった」と語るが、価格が一段落したいまこそ、「攻める時期」と言い切る。
     「営業活動をしてきた成果で新規の顧客が増えている」と、運ぶ品種が増えたことでドライバーが必要だという。さらに「優秀な人材が集まるのも不景気な時期だけだ」とも話し、当面は求人は継続していく考えだ。
     また、北陸地方で建材輸送を手がけるA社でも求人を続けている。理由は「人の入れ替わりが激しいから」。景気低迷による物量の減少で、収入が大幅に減ったドライバーが会社を辞めるケースが多いものの、新規のドライバーもよく集まる状態だという。しかし、最近では「募集にかける費用が重荷になっている」とも話す。
     一方、長距離輸送を手がける愛知県のL社も、以前にも増して求人に力を入れている。同社も昨年は燃料価格高騰に悩まされていたという。価格が落ち着き始めた昨年末頃から人件費の見直しに着手。その方法が人材の入れ替えだった。
     「これまで50万円出さなければ来てくれなかったドライバーが、今では30万円でも大勢面接に来るようになった。安く使える人材に切り替える絶好の時期」と、同社社長は説明する。(加藤崇)

     
     
     
     
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