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物流ニュース
CUP 新ユニフォーム「トランスポーター」を発表
2009年2月24日
運送会社向けオリジナルユニフォームを手がけてきたCUP(岡山市本町)が、新たなブランド「TRANSPORTER(トランスポーター)」シリーズを発表した。
世界初となる運送業界向けの専用素材を採用し、ハイセンスなデザインで物流業界に新たな風を吹き込もうとしている。同社マーケティング課の佐藤範和課長と洲脇知弥氏に話を聞いた。
専用素材で作業が快適に。新ユニフォーム「TRANSPORTER」
同社は06年から運送会社や倉庫会社のオリジナルユニフォームの製作をスタート。物流会社が制服に求める機能に関するデータやノウハウを数多く蓄積している。
これまでは企業ごとのニーズや制服刷新にかける思いを反映させるため、すべてオリジナルとして受注生産していたが、新シリーズでは、カタログに掲載した約30品目を既製品として販売。同課長は、「在庫を持つことで、価格や納期などでも競争力が格段に向上した」と説明。洲脇氏も、「デザインや機能にこだわるだけでなく、今回は専用素材も開発したことで、着る皆様により一層、喜んで頂けるはず」と胸を張る。
同社では、新素材として「アクティブハニカム」と「ストレッチパワーツイル」を開発。いずれも消臭や防汚のために特殊な加工が施されており、汗の臭いや現場作業で付着する汚れなど、運送業とは切っても切れない悩みを一挙に解決している。
前者は主にポロシャツで採用。特殊セラミックスを練り込んだ2種類の「異形断面繊維」を採用し、高い吸汗性や通気性とともに、軽量化も実現。後者はブルゾンやカーゴパンツなどで採用。伸長率13%とストレッチ性に優れており、荷積み・荷下ろし時に動きやすくなっている。
同社製ユニフォームは斬新なデザインと明るい色使いで、導入企業の多くが、荷主の担当者から高い評価を得ていることで有名。「あの『カッコいい制服』の運送会社」と、認知度が一気に高まるとともに、ドライバーが「見られている」と意識することで、安全運転を心がけるようになったというケースも。
もちろん、新シリーズでも地味で目立たない既製品とは一線を画したデザインやカラーを採用。だらしなく見えやすいポロシャツは、衿をボタンダウンのシャツ衿仕様にしたり、安全性を向上させるために背中に反射材を張るなど、「細かい個所にもこだわっており、企業イメージの向上にも活用頂ける」(洲脇氏)という。
価格はいずれもオープン。量販店や通販などで販売されている大量生産品より価格は上回るが、「丈夫な素材を用いて、国内で丁寧に生産しているため、海外生産の既製品よりも寿命は長い。長期的には経済的」(同課長)という。洲脇氏は、「経済情勢が悪化しているいまこそ、『元気な運送会社』をユニフォームでPRして頂けたら」と語る。
佐藤課長(右)と洲脇氏
問い合わせは、電話086(221)9555番。なお、販売は全国の同社代理店が取り扱う。
◎関連リンク→シーユーピー -
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