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運送会社
岐阜通運 ダンプカー導入「いいきっかけにしたい」
2020年9月25日
【岐阜】「正直、最悪なタイミングでの納車だった」と語るのは岐阜通運(関市)の中嶋孝典社長。
同社ではこのほど、荷主側からの要望も受けて初となるダンプカー(新車)を導入したが、納車されたタイミングがコロナによる自粛期間の真っ只中であった4月。経済の急激な減速による大きなうねりに巻き込まれることともなり、荷物の量は当初の予想を下回ってのスタートとなった。
社長は「仕方がない」とそんな巡り合わせを受け入れながらも、経営者としてはコロナ禍という荒波のなかで難しい舵取りを任されている立場。「これまでとは違うアイデアや取り組みが必要な時代」との思いのもと、コロナ以降の社会を見据えた新たな可能性を模索しながら、忙しく奔走する日々へと身を投じていった。
そんななか、中嶋社長は従業員らのある変化に気付くこととなる。「以前にも増して懸命に仕事へ取り組み、自発的に考えて行動するようになった」とその動きを歓迎し、「助かるし、嬉しく思う」と率直な感想に言及。社長は「そんな従業員らを『守ってやりたい』という気持ちが強まった」との思いに触れ、経営者としての決意も新たにしている。
コロナ禍、経済危機という逆風のなかで同社へとやってきた一台のダンプカー。中嶋社長は今回の導入を自社の新たな展開に向けた、ひとつのきっかけにしたいとも語っており、岐阜通運における前向きな未来を切り拓くための象徴的な存在としても、同車両への期待は高い。
◎関連リンク→ 有限会社岐阜通運
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