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ブログ・鈴木 邦成
第573回:コロナ禍における物流の変化
2020年8月5日
コロナ禍の影響はさまざまな産業、業界に及んでいますが、物流業界もその例外ではありません。
製造業、卸売業、小売業と荷主の業種業態を問わず、物流量は減少傾向にあります。
ただしその反面、各業界の危機意識を反映してか、安全在庫の積み増しなどはこれまで以上に行われており、その影響を受けてか、倉庫事情はひっ迫しています。
また、ネット通販などに移行しつつある消費者動向も踏まえてか、消費地に近いバッファー倉庫の需要も大きくなっています。
さらにいえば、「3密」環境を避けるという意味からも自動化、無人化への流れが加速してきました。物流IoT、AI(人工知能)武装、ロジスティクスDX(デジタルトランスフォーメーション)への流れも加速してきました。
コロナ禍を契機に物流・ロジスティクスは大きく変わろうとしているといっても過言ではないかもしれません。
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筆者紹介
鈴木 邦成
物流エコノミスト・日本大学教授
国際政治経済、国際文化に関する造詣が深く、記事・論文・著作多数。
欧米諸国の地域経済統合の流れを、物流・ロジスティクスの観点から追求している。
国際物流に関するセミナーやロジスティクスに関する講演会での講師歴は多数。 -
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