-
ブログ・上西 一美
第31回:窓を少し開けて運転する
2020年9月8日
皆さん、日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長の上西一美です。
6月25日に東京都世田谷区で起きた事故についてお伝えします。
ご存じの方も多いと思いますが、「ワゴン車が住宅地の交差点で一時停止、発進しようとしたところ、子供がスケートボードに腹ばいの状態で交差点に進入し死亡した」という事故です。
この事故について、YouTubeで配信したところ、「回避が難しい」というコメントをたくさん頂きました。たしかに、腹ばい状態であれば、死角に入ってしまい運転者からは見えていない可能性が非常に高く、また、そのような状態で子供が出て来るという想定をなかなか運転者はしません。そういう意味では、今回の事故は1つの想定が増えた事故とも言えます。
しかしながら、運転者としては、限りなく事故防止に努める必要があります。そこでお勧めしたいのが、「窓を少し開けて運転する」ということです。交通事故の大半は見落としの事故です。よって、「視覚以外からの情報をどう取得するか」は非常に大事だと思っています。
特に、聴覚の情報は視覚よりも反応が良いということも立証されています。それを考えるとプロドライバーは、できる限りの事故防止策をするべきで、窓を少し開けて運転することは、プロドライバーの心構えの1つではないでしょうか?ぜひ、点呼などで呼びかけてください!
【YouTubeで番組を始めました】
上西一美のドラレコ交通事故防止関連記事
-
-
-
-
筆者紹介
上西 一美
一般社団法人日本事故防止推進機構理事長、株式会社ディ・クリエイト代表
自動車事故防止コンサルタントとして豊富な実績。
一般社団法人日本事故防止推進機構
http://www.jappa.or.jp/
株式会社ディ・クリエイト
http://www.de-create.com/ -
「ブログ・上西 一美」の 月別記事一覧
-
「ブログ・上西 一美」の新着記事
-
物流メルマガ