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ブログ・上西 一美
第35回:夕方の歩行者との接触事故
2020年11月5日
皆さん、日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長の上西一美です。9月に入り注意して頂きたいのが、「夕方の歩行者との接触事故」です。
毎年、この時期から年末にかけて増加しますが、広い幹線道路を走行中に接触すると、非常に死亡率が高い事故になります。特に時間帯は、夕方17時から20時の間が多いというデータもあります。
そこで、皆さんに点呼や安全会議で伝えて頂きたいことは次の3点です。
1つ目は、「早めにライトを点灯する」です。道交法上、ライトは日没から日の出まで点灯する義務があります。この時期からは、どんどん日の入りが早くなりますし、発生時間のデータから見ると、16時以降から点灯することをお勧めします。
2つ目は、「出来る限りハイビーム走行をする」です。これも道交法上、ハイビーム(走行用前照灯)走行が基本です。ハイビームで相手を早期に発見できることと、逆に相手から車両を発見されやすくなるという効果もありますので、できる限りハイビーム走行をして下さい。
そして最後は、「速度を抑える」です。万が一、不幸にも接触してしまった場合、速度を抑えることにより、怪我の度合いが変わります。走行中に何か違和感を感じたら、減速をぜひ実行し、重大事故を防止して下さい。
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筆者紹介
上西 一美
一般社団法人日本事故防止推進機構理事長、株式会社ディ・クリエイト代表
自動車事故防止コンサルタントとして豊富な実績。
一般社団法人日本事故防止推進機構
http://www.jappa.or.jp/
株式会社ディ・クリエイト
http://www.de-create.com/ -
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