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物流ニュース
大阪・南港 シャシープールに合鍵を作って侵入
2009年7月29日
大阪・南港地区は、大ト協南大阪支部をはじめ海コン部会や行政などの夜間パトロールの実施で、違法放置車両が減少している。しかし、新たな違法放置車両の置き場が発生し、荷主企業など関係者は頭を悩ませている。
大阪市住之江区は港湾地域が存在し、ここでは保税貨物置場や海コンのシャシープールが設けられている。夜間は当然、通路への一般車両の進入を防ぐためにフェンスで閉鎖されているが、保税荷物の夜間・早朝配送などの理由から合いカギが存在する。ごく一部の人間が合いカギをコピーして同地域に入り込み、通路を車庫代わりに使用しているようだ。
ある海コン事業者は「当社の荷主が同地域で輸出用の貨物を保管しているが、昼夜を問わず海コンシャシーなどの違法放置車両がある。貨物保管に来る車両の運行に支障が出ているため、海コン部会で違法駐車問題を話し合ってほしいと依頼されている。確認すると、毎日数台の海コンシャシーなどが駐車場代わりに使用して大型トラックの通行に支障がでているようだ」と話す。
同海コン事業者は「荷主企業から大阪市港湾局に相談する動きもあり、海コン部会をはじめとする関係団体にも報告して不正駐車を行う運送会社の排除を行っていきたい」と語っている。
海コン部会の役員会社は「本来はカギがないと同地域に夜間は侵入できないが、何らかの方法で合いカギを入手して違法に駐車しているようで、公道で違法駐車するよりもたちが悪い。海コン部会にも報告し、何らかの対処をしてもらう必要がある。違法業者の排除が業界の発展につながる」と話していた。
同地域は市港湾局が管理しているため、警察は取り締まれない。港湾局や業界関係団体による排除活動が必要だ。(佐藤弘行記者)この記事へのコメント
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