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運送会社
アパレル物流に集中、関東一円の集荷・配達を展開 東丸運輸
2009年9月16日
「コア事業のアパレル物流1本に集中し、特化させたい。時代はそういう流れにある」と語るのは、東丸運輸(杉浦茂社長、東京都江戸川区)の杉浦幸宏専務。
大学の薬学部を卒業。卒論のテーマは「血液凝固系」で、血が固まる現象を中心に詳しく研究したという。外資系の医療機器メーカーで専門知識の必要な機械製品の日本語訳などを手掛けていたが、父を手助けするため同社に入社。自らハンドルを握りながら現場を采配する。
杉浦専務
「この社会は『文系』が支配していると思う。理系はお金に疎い」。経営陣として毎日、毎月の入出金が気になるようになった。学生の頃、「お金を気にせず研究に没頭できるのは幸せ」と話した教授の言葉を「最近よく思い出す」。
4tハンガー車を主軸に関東一円の集荷、配達を展開する同社は現在、冬物への入れ替え時期で倉庫作業が忙しい。「春になるまで減るのかと心配だ」と笑う。
クラシックコンサートをよく聴きに行く。「チャイコフスキーが一番好き」で、11月の予約席を既に取っている。杉浦氏の洗練された耳で聴くと、「多目的ホールは無目的ホールだと分かる」という。多目的(構造)になると奏でられる楽曲の真の効果が伝わらないというが、「物流事業も同じではないか」。コア事業への特化は「われわれ中小物流業者の将来に向け大きな意味を持つ」と信じている。 -
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