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物流ニュース
ANA 沖縄貨物基地の利点を説明
2009年11月20日
全日本空輸(ANA、伊東信一郎社長、東京都港区)が貨物ハブとする沖縄・那覇空港新貨物ターミナルを、6日に沖縄県外の製造・物流関係企業14社が訪れ、国際貨物基地事業の説明を受けた。
これは沖縄県が企画した経済特区視察ツアーの一環として開催されたもので、10月26日にオープンしたANAの「沖縄貨物基地(ハブ)」の利点などをANAや県の担当者が説明。深夜に集荷し、翌朝には日本やアジアの各地に着荷するスピーディなシステムに、参加企業の担当者は高い関心を示していた。
この新・航空ネットワークを活用したシステムは、那覇空港を基点にしたアジア圏内の沖縄貨物ハブ就航都市すべてを対象に、深夜運航で集荷・早朝空港到着が可能というもの。
まずは国内3拠点(成田、羽田、関西)と海外5拠点(ソウル、上海、香港、台北、台北経由でバンコク)を結ぶ沖縄貨物ハブネットワークの展開を開始。例えば、関西空港午後11時50分発の便に乗せた荷物は、那覇空港を経て翌朝4時40分には上海空港に到着するなど、スピーディな輸送が可能になった。
この高速輸送ネットワークに対応してANAでは、航空輸送エクスプレスサービスとして輸送時間を可能な限り短縮した新商品「Rush」のサービスを開始。国内と海外の間だけでなく、国内の地方主要都市間の輸送でも「当日搭載・翌朝から配達」の可能性を拡大した。
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